猫 病気情報
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[外出][写真][動物]カヌーで森の滝つぼをめざす
西表島の熱い夜〜ヤシガニとの出会い、西表島マングローブ・サイクリングにつづく八重山旅行記第三弾です。この日は西表島最終日なので気合いをいれていきたい!
しかし浮かない表情のメレ山…「前良川カヌーツアー」というアクティビティを予約したものの、直前になって「十二湖の手漕ぎボートですらうまく操れなかったのにカヌーなんて…」と思いはじめたようです。河口沿いでカヌーの乗り方について指導をうけてから、ライフジャケットをつけて乗りこみます。
「一人では不安なので連れと二人乗りにしてください」と頼んだのですが、ガイドさんによれば「二人乗りのほうがコンビネーションが要求されて大変ですよ」とのこと。大丈夫なのかしら…
「ハハハ!意外と簡単だな!オーパオーパ」
ボート本体が軽いのと、オールが一本なので動作は手漕ぎボートよりラクチン。満ち潮に乗って川をのぼっていくので後押しされているような感覚です。けっこう楽しい!
川岸はずっとマングローブの林なので、漕ぎながら名前のわかる植物を探したりフワフワ飛んでいる日本最大の蝶・オオゴマダラに目をうばわれたりします。「マングローブのジャングルは恐ろしいですよ…視界が360度同じでコダマも四方八方から返ってくるので、気がつくと同じところをグルグル回ってしまうんです」とガイドさん。
今日のツアーはわたしを入れて四名。ガイドさんもあまり急かさないようにしてくれるので、ゆっくり川のぼりを楽しめます。
一時間弱くらい漕いで「楽しいけど…もうカヌーとかよくね?腕もだいぶ重たくなってきたし…」と思いはじめたころ、ちょうど川が浅くなってきました。ここからはカヌーをつないでトレッキングします。ガイドさんは我々のお昼ごはんを持ってくれているため大荷物です。
西表島に三日もいると、カニに対するスルー力がかなり上がってきます。
森の中に点々とサガリバナの花が落ちています。この花が九月に見られるのは珍しいらしく、ガイドさんは見つけるたびに教えてくれていました。七・八月を通して台風が来なかったのがよかったみたい。
サガリバナの花は夏の夜に開いて夜明けには枝から水面に落ち、フワフワと漂いだします。六月から七月の早朝には川面が白やピンクのサガリバナに埋めつくされ、天国のような風景を見るためにツアーが組まれるそうです。一度見てみたい!
30分ほど歩いたでしょうか、今回の目的地である小さな滝つぼに到着しました。
「最後のもうひとふんばりです」と言われながら滝つぼの上によじ登ると…岩が平たいテラスみたいになってる!ガイドさんがお昼の準備をしてくれているあいだに水遊びをします。
岩盤を小石が削ってできたポットホールがたくさん空いている。怪しい生き物が潜んでいそうでワクワクしますね。
左は西表・石垣島固有種のコナカハグロトンボ。右は沢のそこら中に産みつけられていた謎の卵です。たぶん卵だと思うんだけど卵じゃないかもしれない…ふしぎ発見がとまらない!
「そこに滝つぼがあるのに飛びこまないブロガーの人って…」という声が聞こえてきたので、写真をつなげて動画にしてみました。我ながらすごいへっぴり腰ですね。
飛びこんだらさすがにちょっと寒くなったのでプルプルしていたら、ガイドさんが八重山そばを作ってくれていました。横にあるのは島とうがらし(コーレーグース)といって、お好みで入れると辛くておいしい。
「ちょっと見ててくださいね」といってガイドさんが麺を沢の中に一本たらしました。するとすぐさま岩の間から長いハサミがニュッとのびて…テナガエビが出てきた!
メレ子「ンマー!こんなすぐビビッドな反応があるなんて、エビ密度が高すぎますね!これは食べられるんですか?」
ガイド「天ぷらにするとカリッとしてすごくおいしいですよ。生でもいけますね」
その後あの手この手でテナガエビを捕獲しようとがんばったのですが、まったくつかまりませんでした…
異常に楽しい空間だったのですが、野宿したいかというと話は別なのでシブシブ帰ることに。夜になるとハブ出てくるしな…。
カヌーをつないだ場所に戻ってみると、川の水がドン引きしている!帰りは引き潮にのって帰れるわけですねー
「これからは私のことを野田メレ佑と呼んでくれてもかまわない」
人生初のカヌーツアーは楽しすぎて、これ以上ないくらい満足しました!知床などでもやってみたい。
帰り道に「今日が西表島最後なんですよ」という話をしたら、ガイドさんが「由布島とかには行かなくていいんですか?まだ時間もあるし、船に間に合うように送迎してあげますよー」というのでお言葉に甘えて連れて行ってもらいました。
由布島(ゆぶじま)は水牛車での島渡りが名物の、島というよりは浅瀬みたいなところ。
今は植物園・動物園になっています。
干し草を食べていたいので就業拒否する水牛
水牛車をあやつるおばちゃんはリクエストに応じて島歌を歌います。このときは「A島とB島の若者と娘がいい感じになったが若者は最近来なくなって娘は悲しい」的な歌でした。
さっきまでカヌーを漕いでいたことが信じられなくなるような感じだ…
さっきまでいた何が出てくるか分からないジャングルの刺激が強すぎて、うつろな目をしながらさまよってしまいました。とはいえもっと本格的なジャングルに置き去りにされたら、確実に泣きますが…。
浅瀬にシオマネキを発見したので興奮し、迎えがくるまでシオマネキを観察して楽しんでいました。
次に来るときはミナミコメツキガニも見たいです。
この日は石垣島に渡り、民宿に泊まりました。残りの三日間は石垣島と竹富島で過ごしたので、順次書いていく予定。
西表島は今までに行った場所の中でいちばん動物や昆虫の密度が高くて、今思い出しても最高すぎる島です。二度三度と訪れたい!
作者:mereco
更新日:2008年11月20日 0時0分
[写真][外出][建築]”ダムの女王”白水ダムほか、「水の文化遺産」をめぐる旅
こんにちは…最近とんとご無沙汰ですみません…実はスピリッチャルアイランド・屋久島に行ったり九州をブラブラしていました。屋久島→鹿児島→阿蘇とまわって大分の実家にたどりついたのですが、大分でもいろいろ行っておきたいところがあり、父の目につくところにさりげなく『九州遺産』の本を置いておくなどして車を出させることに成功しました。機関車庫の廃墟や謎の巨大ブランコをめぐった夏の大分ドライブにつづき、今回は「荒城の月」の舞台・竹田を中心に大分の用水路系文化遺産を見まくるドライブです。
音無井路十二号分水(円形分水)
まず向かったのは、ひっそりと棚田が広がる竹田市宮砥(みやど)地区。農道脇にある円形の妙な施設が円形分水です。
田んぼの刈り取りはほとんど終っています。ほんとは青々とした田んぼに囲まれているほうがフォトジェニックなのに…でも水が出ているだけよしとしたい。
円形分水(円筒分水)は文字通り、田に水を分けるための設備です。この円形が平等に水を分ける秘訣。
大谷川という上流の川から水を取って約2kmの暗渠(あんきょ・トンネル)をくぐってきた水を、サイフォンの原理で円筒の中央に吹きあげます。まずこの水路を引くのが想像を絶する難工事であったらしく、江戸時代にこの水利計画を藩主に提案した須賀勘助は工事の失敗を自責して切腹している。その後明治時代に再着工され、この時も復旧しようとした人が私財を投げ打ったあげく破産して土地を追われたりと、壮絶すぎるエピソードが…。この場所はちょっと小高くなっているので、頂上部分に水を引いて一帯から安定した収穫を得ることは住民たちの悲願であったらしい。
大正時代末になると、源流から他の地域も取水するようになったために音無井路の水が足りなくなり、水争いが絶えなくなりました。そこで円形分水を設置。外側の円筒外周に空いた分水窓を経由することで、中央から湧き出した水が割合に応じて三つの分水枡に注がれ、それぞれの幹線水路に流れていきます。
ツルハシを持った須賀勘助の石碑。工事にたずさわった人々の苦労もグッときますが、今もゴンゴン動いて田に水を送っている円形分水のシンプルな造形には美しさが感じられます。
音無井路十二号分水(おとなしいろじゅうにごうぶんすい)
- 1934年(昭和9年)竣工
- Cランク近代土木遺産
- JR豊後竹田駅より車30分/JR豊後荻駅より車20分
大事な用水施設なので見学は近隣を汚さないように気をつけて
白水堰堤(白水ダム)
この白水(はくすい)ダムはダム好きのあいだで「ダムの女王」「日本でいちばん美しいダム」と呼ばれるダムであるという。すごい…ダムに女王があるなんて…ダム王子とかもいるのだろうか。
ダム湖のほとりから見る白水ダム。ダムの前に降りる階段は立入禁止になっていたので、また車に乗りこんで対岸までまわってみました。
こちら側の岸には盛り土がしてあり、どうやら駐車場ができそうな気配。最近の見学者増加に対応しようとしているのでしょうか。
右岸は裾に水を逃がす階段状。
左岸はゆるやかな曲面。
正面を流れる水も細かく砕けて白いレースみたいな模様を作り出す。この規則的な水流模様を転波(てんぱ)と呼ぶそうです。一点を見ていても視線が下にひきずられて頭がおかしくなりそう!!あと、サブリミナルで「お皿にしきつめられたスケスケのフグ刺を食べたい」と思ってしまい、危険…。
なぜこのような優美な水の流れをもつダムが生まれたのか?竹田は大分県の西南部に位置し、熊本県の阿蘇山のお膝元にあります。この辺の土は阿蘇の火山灰土で地盤が弱く、普通に水を落としたのでは水圧で施設が痛んでしまうのです。そこで水の衝撃を分散する工夫を随所にほどこしているというわけ。意外なところから生まれた、徹底した用の美ってヤツですね!
円形分水と白水ダムはおおいた麦焼酎二階堂のCMにも登場しています。
ダムと向き合うメレ父「なんかああいうレトロとかいうのは好かんな」
叙情っぽいCMの作りに文句を述べているが、奇しくもCMに出てくる帽子の人と似た恰好になってしまっている。
ところで白水ダムはダムではありません。さっきまでダムダムダムダム言ってたのに何言ってるのコイツ…と恐怖されるかもしれませんが、高さ14メートルとダムにしては低めなので規格上は堰堤(えんてい)になるそうです。渇水時・増水時は繊細な水の流れは見られないので天候に左右されやすく、アクセスも最悪ですが、この美しさは一度体験してみてほしい…。
白水堰堤(はくすいえんてい)
- 1938年(昭和13年)竣工
- 国指定重要文化財/Aランク近代土木遺産
- JR豊肥本線玉来駅より車25分/豊後竹田駅より車30分
岡城跡
分水とダムを見たらお腹がすいたので、岡城のふもとで昼食をとってから岡城史跡へ。広大な石組みの跡だけが残っていて、すごく兵どもが夢の跡って感じ…
紅葉は今週末が見ごろかねー
岡城を舞台に「荒城の月」を書いた滝廉太郎の像。父はよく幼いメレ山を車に乗せては果てしなくドライブし、パチパチと写真を撮っていたので、この像も見たことがあるはず。車酔いしてゲロを吐いていた記憶しかないけれど…。でもいま旅行好きなのはその頃の刷りこみかもしれませんね。
真冬のように寒かったのと雨が降ったせいか地表から霧がたちのぼり、風雲!岡城といった気配。
竹田はトンネルを通らずにアクセスできないくらい山に囲まれたところで、城跡からは九重連山が見える。高所恐怖症ぎみの父は「こんなところに城作らんでもいいやないか」とブツクサ言っています。
秋草や メレ子の夢は 夜ひらく
岡城跡(おかじょうあと)
- 入場料300円
- 参考:竹田市公式HP 岡城跡トップ
岡城でもらえる地図に円形分水・白水ダムのアクセス情報もあるので参考にするとよいかも
岡城が広大すぎて小腹がすいたので、城下町の和菓子屋でお菓子を買いました。
餡をクレープ地で包んで焼いた「三笠野」の焼きたては皮がパリッとしている。「荒城の月」は黄色がかった白あんが淡雪(メレンゲ)に入っていて、上品な味わいです。
沈堕発電所跡
最後に立ち寄ったのは沈堕(ちんだ)発電所跡。沈堕の滝のすぐ下にあった発電所の遺構が、見学歩道を整備されてけっこうしっかりと残っています。この発電所は明治時代に豊後電気鉄道会社が大分〜別府を走る電車の動力源として建てたもので、この鉄道会社が今の大分交通の母体になってるみたい。
沈堕の滝の近くまで寄ってみたら…連日の雨で増水しており大迫力!ドードーいう音がうるさいくらいです。案内板によれば、雪舟も室町時代にこの滝を見て「鎮田瀑図」という水墨画を描いたというくらいの滝らしいが、県内での知名度はいまひとつ。滝の上部にあるのは九州電力が作った取水堰。今は明治期の発電所跡の下流で発電事業をしています。
発電所の外壁と寒さに震えるメレ山。「大分は九州だからコートいらないんでしょ」とか言ってくる奴は認識を改めろよ…そもそも大分が九州にあるという知識があやしい人もいるかと思うけど…石造りのアーチは状態がよく、今でも使えそうなくらい。
ダムから水路を通してきた水が、壁上部にある穴から管で発電機のタービンに落とされていた。
「工事請負 東京電業社 社主 中島平太郎」「明治四十二年四月十六日竣工」などの字が見てとれる。
駐車場には発電機も展示されていました。これは実際には縦に置いて使うらしい。
全体的に設備がとてもよく残っているので、水力発電ってよくわからない…と思っている人(メレ山)の頭の電球も点灯しました!ピコーン まさに大人の社会見学って感じですねー
沈堕(ちんだ)発電所跡
- 1909年(明治42年)竣工
- Cランク近代土木遺産
- 大分市より国道502号線を東へ12km、県道三重野津原線に入り約1km
大分は水が豊富で、また近代以降まったく発展していないこともあり(ドーン)、治水・利水系の土木遺産がこれ以外にもたくさん残っています。ほとんどは車で行かないと見られず、道のりも険しいものですが、「創意工夫ってそれ自体美しいナー」と実感できるものばかりでした!
↓今回も参考文献は『九州遺産』。フルカラーの素晴らしい写真と、情熱と豊富な知識に裏打ちされた簡潔な説明文で、土木遺産へのロマンティックが止まりません。
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九州遺産、圧倒的な内容と質作者:mereco
更新日:2008年11月11日 0時0分
[お知らせ]MarkeZineにインタビュー掲載中です
webマガジンのMarkezine(マーケジン)で、武田タケさんにインタビューしていただきました。
衝撃のモジャモジャ犬「わさお」をブレイクさせたフォトブロガー! メレ子さんインタビュー:MarkeZine(マーケジン)
記事内容はおもにわさおに関するもので、後半では旅行や写真についてなどのお話をさせていただいています。掲載写真は今まで日記に載せてきたものの中から武田さんに選んでいただきました!ありがとうございました!
この日記をはじめた当初は「とりあえずフィクションかノンフィクションかよくわからない感じで、メレ子が日常的に見えない戦いをくりひろげるような日記を書いていこう…」と思っていたのですが、ずいぶん遠いところまで来てしまったなと感じています。
写真・文章・知識(虫の名前とか)のどれをとっても今ひとつであるため逆に饒舌になってしまうというパターンで、いつのまにか「執拗さが持ち味の旅行記」がメインのブログになっていました。十年二十年後にはいずれかの分野で「ドン引きされるほど知識があるのにわかりやすい」ブログを書けていたら楽しいと思います。現時点でこれだけのズレが生じているため、気がついたら怪しい水を売っている可能性もあり、油断も隙もなくて目をはなせない…そんなメレ腐をよろしくお願いいたします!
わさおファンの皆様へ
わさおの町鰺ヶ沢では、鰺ヶ沢ブロガー吟さんを中心に、観光協会の協力を得てわさおTシャツプロジェクトが進行中だそうです。
わさおTシャツが制作・販売されます - 聴く耳を持たない(片方しか)
id:rikuoさんのイラストが公式?Tシャツになるなんて楽しみすぎる!発売ということになりましたらまたご案内させていただきます。これを着てわさおに会いに行きたい…
作者:mereco
更新日:2008年11月11日 0時0分
[外出][写真]ススキの高原で大パノラマを楽しむ
今はもう秋…だれもいない海…ちょっとアンニュイな気持ちになってきたので、奈良と三重の県境に位置し、関西のススキ名所として名高い曽爾(そに)高原に行ってきました。
近鉄名張(なばり)駅から三重交通バス・中太郎生(なかたろう)で下車。名張は江戸川乱歩ゆかりの街らしいが、全力でスルーしています。曽爾高原は車で直接アクセスすることができるんですが、わたしは免許を持っていないので東海自然歩道に沿って峠越えハイキングをする!
あたりはすっかり秋の農村のたたずまい。納屋でスズメバチの巣を発見したので写真を撮っていると「なんか撮るもんがあるかね?」と近所のじいちゃんばあちゃんがやって来ました。
メレ「あ、ここにハチの巣が…」
じい「うわぁ!気づかんかったワー!」
ばあ「カメラマンさんは目のつけどころが違うんやなあ」
メレ「カ、カメラマン…(ポッ)」
じい「このハチはわしらアカバチって呼んどる。いちばん怖いハチや。母屋の天井裏にもでっかい巣作りよって、この前正男に来てもらって取ってもらったんじゃ」
正男が誰かはわかりませんが、また正男さんに出動してもらう必要がありそうです。だって巣の中からこっち見てる…。
東海自然歩道の標識に従って農道をのぼっていきます。とつぜん畑から「今日は山登りにはいいのうwww最高やのうwww」と声がかかったりするので油断ならない!
道端に咲くコスモスとアブ。
眼前には二本ボソと倶留尊(くろそ)山がそびえています。パノラマ写真をつくってあそんでみた日記 - スイーツにはほど遠いを参考に、Image Composite Editorを使ってパノラマ合成してみました。ちょっと空の色とかおかしくなってしまったけど、これは簡単!
そのうち草むらに挟まれた細い道にやってきました。なんだかカマキリ密度高いなー
お!カマキリの交尾発見!
カマカップル「見ちゃらめぇぇぇぇ」
こっちにもカップルが…ここはカマキリのハッテン場*1だったのか!メスの首筋に顔を寄せたオスの目線がセクシー。
カマ男「デバガメは切り裂くぞ…」
メレ子「プフー、お前らの攻撃などまさに蟷螂の斧…っていうかカマ男、その行為が終ったあと何があるか知っとるか?」
カマ男「えっ?…カマ子ちゃん、何言ってるのこの人…?」
カマ子「うるさい!子作りに集中しろ!」
メレ子「はいはいハンニバルハンニバル。向背位しか知らん奴らはやることがヤバンでいけませんな…せいぜい泡みたいな卵いっぱい産んでくださいね〜」
最近のカマキリいじめが我ながら目に余る。死んだらカマキリ地獄に落とされるような気がしてきました(耳の中に泡みたいな卵を産みつけられるなどする)。
中太郎生バス停から一時間ほどで亀山峠の登り口につきます。いきなり鬱蒼としてきました。
じめじめした杉林をかなりの急坂がつづき、息が上がります。そんな中でもこんなキノコを見るとテンションがあがりますね。これはなめこかしら?*2
♪大地を愛せよ大地に生きる〜 木の子ら〜木の子ら土にかんしゃーせよー
ヤア、きのこの大地讃頌がきこえてきます(もはや幻聴が日常化)
あ、あれが…出口…(息も絶え絶え)
ドーン
とうとう曽爾高原を見下ろす亀山峠からの眺望をものにしました!
パノラマ二作目。右の茂みがわたしの出てきた林道で、右奥の峰は倶留尊山(入山料500円・往復80分)に続いています。
眼下のひょうたん型の池がお亀池という湿原です。
お亀池につづく斜面には一面にススキが生えている。
池のほとりにあるベンチでハイキング客が休んでいます。わたしもお弁当を食べる!
これを撮ったのは十月初旬なので、今なら穂が銀色にはじけてもっと幻想的な光景になっているのではないだろうか。
テンションがあがって高原をかけめぐるススキレンジャー。必殺技:ギャン泣きと推定。
お亀池には食虫植物のモウセンゴケが群生していると聞いて楽しみにしていたのだけど、アシがしげりすぎていて何も見えなかった…。オッサンやおばちゃん達は柵を踏み越えてアシにもぐっていってたので生えているのかもしれないけど。
アザミの蜜を吸うヒメアカタテハ
ススキの中に迷路みたいについている道*3を散策。秋はハチが活発な季節なのでちょっとドキドキします。望遠レンズで狙っていたらこっちに飛んできた!
ハチとは対照的にヨレヨレになって休んでいる赤トンボ。
曽爾高原駐車場から15分くらい山道を下ると曽爾高原バス停があります。が、終バスが早いのでたいていの人はさらに45分のところにある太郎路(たろじ)バス停まで行くことになると思う。面倒な道のりですが、途中には曽爾高原ファームガーデンやお亀の湯という立ち寄り湯もあるので楽しんでいきましょう!帰り道にお風呂があるとスッキリしていいよねー
鎧岳を見ながら歩く。葛(かずら)の集落から見る鎧岳は切り立った柱状節理の岩肌を持っていて、国の天然記念物に指定されています。
ちなみに太郎路から名張駅までのバスについてですが、2008年10月現在、県道の落石事故によって一部路線変更されています。わたしも曽爾村代行バス→三重交通バスに連絡という帰路をとりました。詳しくは三重交通バスHPをご参照ください。
車で直に曽爾高原に行って帰るのも気軽で楽しそうですが、農道→林道→高原のパノラマというドラマチックなハイキングコースも自信をもってオススメしたい!ちょっとアクセスが大変ですけど…。
今回のコースも↓の本を参考にしています。
ジェイティビィパブリッシング
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*1:「雌雄なのにハッテン場なのか?」と指摘を受けました…雌雄問わず大人の社交場をハッテン場というのかと勘違いしていて赤面(赤面ポイントがおかしい)!
*2:いただいたお便りによればナメコではなく、猛毒のニガクリタケという可能性もあるみたいです。毒要素も含めキノコはテンションあがります!
*3:記事をアップしたあとニュースを観ていたら「曽爾高原で観光客によって勝手につけられた道が問題に」と言っていてショック…なので次回からはできれば迷路っぽい道を通らない方向で散策したい
作者:mereco
更新日:2008年10月24日 0時0分
[外出][写真][動物]奈良公園のエキサイティング年中行事「鹿の角きり」
毎年奈良公園で行われる鹿の角きり。「鹿がツノをギーコギーコされる行事があるらしい」と知ってはいても実際に見たことはない、という方が多いのではないでしょうか?そんな頭デッカチなことではいかん!メレ山がたまたま通りがかったのをいいことに、角きりの詳細についていばりくさってレポートします。
先の土曜日「人間様からエサをもらうことに馴れきったシカの間抜け面でも写真に撮ってブログの埋め草にするか…」と奈良公園を歩いていると、鹿苑*1で角きりが行われるとの立て札が。どうやら11・12・13日の三連休で行われる角きりの初回に間に合いそうなので、あわてて千円を払って入場しました。こんな闘牛スタジアムのようなところで行われるんですね。
すごいカメラで鹿を撮る気マンマンの人と、通り雨がやんだことに気づかず傘をさしつづける人。鹿を見せてけれ…!
神事とえらい人のあいさつをしている。角きりは神使として保護されたために増えた鹿が人や同類を傷つけないように、1671年から行われているそうです。
開会式が終るといよいよ鹿が角きり場に放たれる!「あなや」「あな、おそろし」「あなやー」かなり怯えているようです。
「鹿刺しにされちゃうぅぅぅ」しねえよ!まあ鹿刺しはおいしいけど…うん…すごくおいしいよね…
「どない…どないなっとるんや!オマエが仕掛けたんかー!」「何言うとるんや!」(ガッキ)錯乱しすぎて鹿同士でケンカしており、もはや「これは極上干し草とかをつかまされてコントを演じているのでは…」と思ってしまうレベル…。
「おおおおおおおおおおおおtおちっっちちtおちttつk」泡を吹きすぎ!この泡を客に説教するタイプの喫茶店主(店内にはあらまほしい客についての貼り紙がベタベタ貼ってあるが、コーヒーに猫の毛が浮いている)のカプチーノに浮かべてみたいワー
鹿を捕らえるのはハッピを着た勢子(せこ)という屈強な男たち。十字という昔ながらの投げ縄を使って鹿の角をねらいます。
「ウリャー」「ギャー!俺様の男性のシンボルになんか引っかかってるゥー」
あっという間に鹿が捕えられ、神官役が鹿を落ち着けるために水を飲ませたあと、角を切り取ります。切り取った角は会場外で記念品として売られるようです。
「ヤバイ…あんな姿になったら生きていかれへんがな…どうやって女の前に出らりょうか」
次の鹿は角に縄をかけられたまま逃走!ベテランの勢子から「鹿の前にまわるな」と指示がとびます。いつもと違い野性むき出しの鹿はかなり危険なのです。
衝突すれば骨の一本や二本いってしまうし、角が刺されば大怪我をします。そりゃわたしだって宇宙人にさらわれて「お前のためを思ってやってるんだ」とテレパシーで語りかけられつつ虫歯の治療をされそうになったら、普段からは想像もつかない怪力で抵抗するだろうね…
勢子が縄をつかもうと飛びかかっては失敗!人間の男と鹿の男の魂のぶつかり合いや!
ついにこの鹿も捕まってしまいました。
先ほどと同じくギリギリと縄を引いて柱に引き寄せます。柱は角きり場内に二箇所あって、観客からよく見えるようにどちらの柱も使って見せてくれます。
動けなくなった鹿をはがいじめに行く。ここは特に危ないところらしく、見ていても緊張します。
勢子がよってたかって押さえこむ。ここで後ろにいた夫婦の夫が「闘牛みたいに一対一でやらな卑怯や」とコメント。闘牛だってぜんぜん一対一じゃないゾ!
途中でポキンと音がして、どうやら角の一部が欠けてしまったようです。さらに夫が「鹿もコツソショーショーなんや」誰がうまいこと言えと…
鋸で角を切っています。角質化しているので痛くはないですが、振動が頭にひびきそう。
神官「角とれたデー」
鹿「もう…死んでしまいたい…」
勢子が注意しながらパッと鹿から離れます。
「ウワァァァァァン」
「今に見とれよ…おのれらの家にしのびこんで黒コショウのビンにオシロイバナのタネをつめかえたる!神罰じゃー」
スタジアムから鹿苑にもどった鹿。落ち着いたらまた奈良公園に戻されるのでしょう。このようにして会場では一日三回角きりショーが行われます。オス鹿は奈良公園に三百頭弱いるそうですが、全部こんな大変なやり方をしてるのかしら?
ちなみに↑は初夏の鹿の角。たとえ角きりされなくても冬に古い角はポロリと落ちて、春から新芽のように角が出てきます。このときは袋角といって産毛も生えているし血が通っているので、ケンカに使ったりはしないんだそうです。秋になって角質化してきて、「草食系男子だが、強い者がいい女を手に入れる!」と言い出したら観光地が阿鼻叫喚になってしまうので角きりをするんですね。
角きりは人と鹿が共存*2するフシギな町・奈良を守るためにできたエキサイティング年中行事だったというわけです。この感動を、大仏や鹿に大喜びの外国人旅行者にも伝えたいのですが「ディア、キャッチ、ツノ、カット」と言って連れて行っても「NO!虐待NO!」と怒り出すかもしれず、もっと流暢な解説が望まれる…。
作者:mereco
更新日:2008年10月14日 0時0分
[外出][写真][動物]西表島マングローブ・サイクリング
西表島の熱い夜〜ヤシガニとの出会いにつづく沖縄旅行記第二弾です。この日は宿で電動アシスト自転車をレンタルしてサイクリングしに行くことにしました。
ちなみに西表島の道路はアップダウンが激しく、サイクリングにはまったく不向きです。原付で島内一周できたらとても楽しいのですが…。イリオモテヤマネコとかを轢いたらいけないからか、島の車はみんな安全運転です。ちなみに仲間川にあるこのヤマネコ像は四体で三千万円するという。
スジグロカバマダラとリュウキュウアサギマダラ。昆虫館の人馴れした蝶に慣れているので「沖縄行ったら蝶撮り放題ウホホー」と思っていたが、意外と寄らせてくれません。
古見のサキシマスオウノキ群落
県道を北上して古見集落の外れ、三離御嶽(さんりうたき)にやってきました。ウタキというのは琉球神話の神社みたいなものらしい。
この建物のうしろにサキシマスオウノキという珍しい木の群落があります。迂回して見に行こうとしたところで、雨がザンザン降り出したので雨宿りさせてもらいました。途中で二人連れの女の人が来て、一人だけ奥に入って「こんなでっかいカニいたよー!」と報告していたのだがもう一人の人は帰りたそうにしていた。
着く前だったら危なかった…。
歩道がわりにおかれたブロックの隙間から顔を出すカニと、この時期には珍しいサガリバナ。
雨が小降りになってきたのでスオウノキの群落に入ってみました。これは台風で倒れてしまったものですが、根っこが板状になっています。この板根がスオウノキの特徴。
昔の人はこの板根を切ってオールにしたりしていたといいます。
で、でかい!
サキシマキノボリトカゲも見つけました。
まわりのジャングルっぷりもあいまって、もはや恐竜にしか見えません。
足元にはミナミトビハゼ。
銀色の触覚がサイバーっぽいのでたぶんエイリアンか何か(だれか正体を教えてください!集・合・知!集・合・知!)
仲間川のマングローブ
古見からいったん宿のある南方面へ引き返すことにしました。帰り道でクロカタゾウムシを見つけた。このゾウムシは鳥も食べないくらい装甲が固いので有名らしいです。ゾウが踏んでも壊れないゾウムシ…プクスーwww
午前中はカヌーや遊覧船が浮かんでいた仲間川河口も、午後は壮大に潮が引いてしまっています。
マングローブという木があるわけではなく、汽水域に森林を形成する木を総称してマングローブというらしい。西表島には日本に生育するマングローブ植物七種類のすべてがあるんですって。
そのうちの一種、マヤプシキが出す呼吸根。壮観です。萩原朔太郎が見たら錯乱してしまうかもしれない。マヤプシキ、マヤプシキ、マヤプシキが生え…。
セマルハコガメふたたび
大原集落を走っていると、車道の脇にポテポテと歩いているセマルハコガメ(天然記念物)を発見!昨夜は暗くてあまり写真が撮れなかったので、さっそく撮影会をはじめることにしました。
メレ子「セマルさん、いっしょに写真撮ってください!」
セマル「メレコ汗ばんでるからイヤー」
メレ子「…!お前みたいな冷血動物と一緒にすんなヨ!」
口元をぬぐってあげようかと思ったが、ブチきれて噛みつかれるかもしれないと思ったのでやめた。悟り顔をしているのだからちゃんとしてください。
萎縮してしまったのでひかれないように草むらに放しました。かわいいな〜
セマルハコガメもいるよ!
南風見田(はえみた)の浜
日本最南端のバス停・豊原の前を通って、西表島最南端の海水浴スポット・南風見田の浜に行きました。
遠浅の浜なのでシュノーケリング向き。九月でも海水浴は十分できますがハブクラゲには注意です。
コンデジのμ-miniに防水ケースをつけて水中写真を撮ってみました。30センチ弱の巨大なヒトデとハゼみたいな魚。
イソギンチャクのひとむらにクマノミファミリーが住んでいる。
「ウラー!お前だれの許し得てワイのシマに入ってきとんのジャー」
クマノミの縄張り意識の強さは異常なので、すごく写真が撮りやすい…あとナチュラルボーンキレ顔…
ヤギとカンムリワシ
宿への帰り道。ざわわ ざわわ ざわわ〜
道端のヤギにどつかれそうになっておびえていると、昨晩ナイトツアーでお世話になったばかりのおっちゃんがあらわれた!今晩のおかずを捕りに浜に行くところだそうです。
「カンムリワシ見た?」と聞かれたので「見てないです…」というと、カンムリワシを探してくれました!おっちゃんの目はそれこそ猛禽のようにいい。この写真、望遠レンズで撮ったんをさらに最大限切り出してるんだよ…ありがとうございました!!
マングローブナイトクルーズ
夜は仲間川のナイトクルーズに参加。ガイドさんがボートから懐中電灯で水面を照らすと、エビが跳ねたり海から上がってきたダツが逃げていきます。
左はマヤプシキの葉。黄色い葉っぱは吸い上げた塩分をためているのでかじるとしょっぱい。右はオヒルギの赤い花です。仲間川流域ではマヤプシキ・オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギの四種類のマングローブが見られます。
ヤエヤマキョウチクトウは毒性が強くて、樹液が目に入ると失明することもあるという(昼間この実を見つけてさわったりしていたわたし涙目www)
折り返し地点にあるサキシマスオウノキ。樹齢400年で樹高は18メートル、板根の高さは3.3メートルあるそうです。ここのスオウノキは観光客がたくさん訪れるので、根っこを保護するためにテラスから見学するようになっています。
サガリバナはもともと六月から七月にかけて咲く花で、夏の早朝にはこのフワフワした花が川面のあちこちに漂い、幻想的な光景になるんだそうです。今年は九月にはいるまで台風が一度も来なかったことや、あまり気温が上がらなかったので、花が奇跡的に残っていたみたい。ガイドさんが張り切って探してくれました。
オマケはガイドさんが昼間釣った巨大魚!(「この後友達とこれで酒盛りをするんだ」とのこと)
15キロくらい自転車を漕いで海水浴をしたあげくにナイトツアーにまで行ったので、この日は泥のように眠りました。次回はカヌーで川をのぼったり、ゆるふわな水牛の島にも行きましたのでそちらもよかったら見てくださいネー
追記アンドお知らせ
西表島旅行記を読んでくれている方は両生類・爬虫類に理解および興味がおありだと思うので、ここで宣伝します!
ご自分で飼っておられるいろんな爬虫類の写真とイラストの日記クマハチハウスを書いているクマハチさんが、イラストを描いている爬虫類本がこのたび出版されます。
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わたしは爬虫類にはあまり詳しくないのですが、クマハチさんのイラストやマンガは爬虫類のポップな魅力をよくとらえている気がしてとても好きです。10月16日に発売されますので、購入したらまたレビューさせていただきたいと思います。よろしくお願いします!
作者:mereco
更新日:2008年10月7日 0時0分
[外出][写真][動物]カヌーで森の滝つぼをめざす
西表島の熱い夜〜ヤシガニとの出会い、西表島マングローブ・サイクリングにつづく八重山旅行記第三弾です。この日は西表島最終日なので気合いをいれていきたい!
しかし浮かない表情のメレ山…「前良川カヌーツアー」というアクティビティを予約したものの、直前になって「十二湖の手漕ぎボートですらうまく操れなかったのにカヌーなんて…」と思いはじめたようです。河口沿いでカヌーの乗り方について指導をうけてから、ライフジャケットをつけて乗りこみます。
「一人では不安なので連れと二人乗りにしてください」と頼んだのですが、ガイドさんによれば「二人乗りのほうがコンビネーションが要求されて大変ですよ」とのこと。大丈夫なのかしら…
「ハハハ!意外と簡単だな!オーパオーパ」
ボート本体が軽いのと、オールが一本なので動作は手漕ぎボートよりラクチン。満ち潮に乗って川をのぼっていくので後押しされているような感覚です。けっこう楽しい!
川岸はずっとマングローブの林なので、漕ぎながら名前のわかる植物を探したりフワフワ飛んでいる日本最大の蝶・オオゴマダラに目をうばわれたりします。「マングローブのジャングルは恐ろしいですよ…視界が360度同じでコダマも四方八方から返ってくるので、気がつくと同じところをグルグル回ってしまうんです」とガイドさん。
今日のツアーはわたしを入れて四名。ガイドさんもあまり急かさないようにしてくれるので、ゆっくり川のぼりを楽しめます。
一時間弱くらい漕いで「楽しいけど…もうカヌーとかよくね?腕もだいぶ重たくなってきたし…」と思いはじめたころ、ちょうど川が浅くなってきました。ここからはカヌーをつないでトレッキングします。ガイドさんは我々のお昼ごはんを持ってくれているため大荷物です。
西表島に三日もいると、カニに対するスルー力がかなり上がってきます。
森の中に点々とサガリバナの花が落ちています。この花が九月に見られるのは珍しいらしく、ガイドさんは見つけるたびに教えてくれていました。七・八月を通して台風が来なかったのがよかったみたい。
サガリバナの花は夏の夜に開いて夜明けには枝から水面に落ち、フワフワと漂いだします。六月から七月の早朝には川面が白やピンクのサガリバナに埋めつくされ、天国のような風景を見るためにツアーが組まれるそうです。一度見てみたい!
30分ほど歩いたでしょうか、今回の目的地である小さな滝つぼに到着しました。
「最後のもうひとふんばりです」と言われながら滝つぼの上によじ登ると…岩が平たいテラスみたいになってる!ガイドさんがお昼の準備をしてくれているあいだに水遊びをします。
岩盤を小石が削ってできたポットホールがたくさん空いている。怪しい生き物が潜んでいそうでワクワクしますね。
左は西表・石垣島固有種のコナカハグロトンボ。右は沢のそこら中に産みつけられていた謎の卵です。たぶん卵だと思うんだけど卵じゃないかもしれない…ふしぎ発見がとまらない!
「そこに滝つぼがあるのに飛びこまないブロガーの人って…」という声が聞こえてきたので、写真をつなげて動画にしてみました。我ながらすごいへっぴり腰ですね。
飛びこんだらさすがにちょっと寒くなったのでプルプルしていたら、ガイドさんが八重山そばを作ってくれていました。横にあるのは島とうがらし(コーレーグース)といって、お好みで入れると辛くておいしい。
「ちょっと見ててくださいね」といってガイドさんが麺を沢の中に一本たらしました。するとすぐさま岩の間から長いハサミがニュッとのびて…テナガエビが出てきた!
メレ子「ンマー!こんなすぐビビッドな反応があるなんて、エビ密度が高すぎますね!これは食べられるんですか?」
ガイド「天ぷらにするとカリッとしてすごくおいしいですよ。生でもいけますね」
その後あの手この手でテナガエビを捕獲しようとがんばったのですが、まったくつかまりませんでした…
異常に楽しい空間だったのですが、野宿したいかというと話は別なのでシブシブ帰ることに。夜になるとハブ出てくるしな…。
カヌーをつないだ場所に戻ってみると、川の水がドン引きしている!帰りは引き潮にのって帰れるわけですねー
「これからは私のことを野田メレ佑と呼んでくれてもかまわない」
人生初のカヌーツアーは楽しすぎて、これ以上ないくらい満足しました!知床などでもやってみたい。
帰り道に「今日が西表島最後なんですよ」という話をしたら、ガイドさんが「由布島とかには行かなくていいんですか?まだ時間もあるし、船に間に合うように送迎してあげますよー」というのでお言葉に甘えて連れて行ってもらいました。
由布島(ゆぶじま)は水牛車での島渡りが名物の、島というよりは浅瀬みたいなところ。
今は植物園・動物園になっています。
干し草を食べていたいので就業拒否する水牛
水牛車をあやつるおばちゃんはリクエストに応じて島歌を歌います。このときは「A島とB島の若者と娘がいい感じになったが若者は最近来なくなって娘は悲しい」的な歌でした。
さっきまでカヌーを漕いでいたことが信じられなくなるような感じだ…
さっきまでいた何が出てくるか分からないジャングルの刺激が強すぎて、うつろな目をしながらさまよってしまいました。とはいえもっと本格的なジャングルに置き去りにされたら、確実に泣きますが…。
浅瀬にシオマネキを発見したので興奮し、迎えがくるまでシオマネキを観察して楽しんでいました。
次に来るときはミナミコメツキガニも見たいです。
この日は石垣島に渡り、民宿に泊まりました。残りの三日間は石垣島と竹富島で過ごしたので、順次書いていく予定。
西表島は今までに行った場所の中でいちばん動物や昆虫の密度が高くて、今思い出しても最高すぎる島です。二度三度と訪れたい!
作者:mereco
更新日:2008年11月19日 15時0分
[写真][外出][建築]”ダムの女王”白水ダムほか、「水の文化遺産」をめぐる旅
こんにちは…最近とんとご無沙汰ですみません…実はスピリッチャルアイランド・屋久島に行ったり九州をブラブラしていました。屋久島→鹿児島→阿蘇とまわって大分の実家にたどりついたのですが、大分でもいろいろ行っておきたいところがあり、父の目につくところにさりげなく『九州遺産』の本を置いておくなどして車を出させることに成功しました。機関車庫の廃墟や謎の巨大ブランコをめぐった夏の大分ドライブにつづき、今回は「荒城の月」の舞台・竹田を中心に大分の用水路系文化遺産を見まくるドライブです。
音無井路十二号分水(円形分水)
まず向かったのは、ひっそりと棚田が広がる竹田市宮砥(みやど)地区。農道脇にある円形の妙な施設が円形分水です。
田んぼの刈り取りはほとんど終っています。ほんとは青々とした田んぼに囲まれているほうがフォトジェニックなのに…でも水が出ているだけよしとしたい。
円形分水(円筒分水)は文字通り、田に水を分けるための設備です。この円形が平等に水を分ける秘訣。
大谷川という上流の川から水を取って約2kmの暗渠(あんきょ・トンネル)をくぐってきた水を、サイフォンの原理で円筒の中央に吹きあげます。まずこの水路を引くのが想像を絶する難工事であったらしく、江戸時代にこの水利計画を藩主に提案した須賀勘助は工事の失敗を自責して切腹している。その後明治時代に再着工され、この時も復旧しようとした人が私財を投げ打ったあげく破産して土地を追われたりと、壮絶すぎるエピソードが…。この場所はちょっと小高くなっているので、頂上部分に水を引いて一帯から安定した収穫を得ることは住民たちの悲願であったらしい。
大正時代末になると、源流から他の地域も取水するようになったために音無井路の水が足りなくなり、水争いが絶えなくなりました。そこで円形分水を設置。外側の円筒外周に空いた分水窓を経由することで、中央から湧き出した水が割合に応じて三つの分水枡に注がれ、それぞれの幹線水路に流れていきます。
ツルハシを持った須賀勘助の石碑。工事にたずさわった人々の苦労もグッときますが、今もゴンゴン動いて田に水を送っている円形分水のシンプルな造形には美しさが感じられます。
音無井路十二号分水(おとなしいろじゅうにごうぶんすい)
- 1934年(昭和9年)竣工
- Cランク近代土木遺産
- JR豊後竹田駅より車30分/JR豊後荻駅より車20分
大事な用水施設なので見学は近隣を汚さないように気をつけて
白水堰堤(白水ダム)
この白水(はくすい)ダムはダム好きのあいだで「ダムの女王」「日本でいちばん美しいダム」と呼ばれるダムであるという。すごい…ダムに女王があるなんて…ダム王子とかもいるのだろうか。
ダム湖のほとりから見る白水ダム。ダムの前に降りる階段は立入禁止になっていたので、また車に乗りこんで対岸までまわってみました。
こちら側の岸には盛り土がしてあり、どうやら駐車場ができそうな気配。最近の見学者増加に対応しようとしているのでしょうか。
右岸は裾に水を逃がす階段状。
左岸はゆるやかな曲面。
正面を流れる水も細かく砕けて白いレースみたいな模様を作り出す。この規則的な水流模様を転波(てんぱ)と呼ぶそうです。一点を見ていても視線が下にひきずられて頭がおかしくなりそう!!あと、サブリミナルで「お皿にしきつめられたスケスケのフグ刺を食べたい」と思ってしまい、危険…。
なぜこのような優美な水の流れをもつダムが生まれたのか?竹田は大分県の西南部に位置し、熊本県の阿蘇山のお膝元にあります。この辺の土は阿蘇の火山灰土で地盤が弱く、普通に水を落としたのでは水圧で施設が痛んでしまうのです。そこで水の衝撃を分散する工夫を随所にほどこしているというわけ。意外なところから生まれた、徹底した用の美ってヤツですね!
円形分水と白水ダムはおおいた麦焼酎二階堂のCMにも登場しています。
ダムと向き合うメレ父「なんかああいうレトロとかいうのは好かんな」
叙情っぽいCMの作りに文句を述べているが、奇しくもCMに出てくる帽子の人と似た恰好になってしまっている。
ところで白水ダムはダムではありません。さっきまでダムダムダムダム言ってたのに何言ってるのコイツ…と恐怖されるかもしれませんが、高さ14メートルとダムにしては低めなので規格上は堰堤(えんてい)になるそうです。渇水時・増水時は繊細な水の流れは見られないので天候に左右されやすく、アクセスも最悪ですが、この美しさは一度体験してみてほしい…。
白水堰堤(はくすいえんてい)
- 1938年(昭和13年)竣工
- 国指定重要文化財/Aランク近代土木遺産
- JR豊肥本線玉来駅より車25分/豊後竹田駅より車30分
岡城跡
分水とダムを見たらお腹がすいたので、岡城のふもとで昼食をとってから岡城史跡へ。広大な石組みの跡だけが残っていて、すごく兵どもが夢の跡って感じ…
紅葉は今週末が見ごろかねー
岡城を舞台に「荒城の月」を書いた滝廉太郎の像。父はよく幼いメレ山を車に乗せては果てしなくドライブし、パチパチと写真を撮っていたので、この像も見たことがあるはず。車酔いしてゲロを吐いていた記憶しかないけれど…。でもいま旅行好きなのはその頃の刷りこみかもしれませんね。
真冬のように寒かったのと雨が降ったせいか地表から霧がたちのぼり、風雲!岡城といった気配。






























































































































































































